はじめに
大田市場は、 昭和56年度に策定された第三次東京都卸売市場整備計画に基づいて、 青果・水産・
花きを取り扱う総合市場として建設された。
青部は神田市場 荏原市場及び蒲田分場を移転統合し、 水産物部は大森市場を移転収容するこ とで平成元年に開業。 翌年平成2年には、 城南地域を中心とする9つの民営地方卸売市場を統
合収容し、 大田市場花き部が開業した。 「日本最大級の敷地面積を有し、その大きさは東京ドームおよそ 8.5個分に相当する。 特に青果部
・
花き部は、 施設の規模、 取扱量ともに日本最大の市場であり、全国の建値市場としての役割を果し、 供給圏は東日本全域に及んでいる。
市場内には、多くの出荷団体の事務所があり、流通の情報化に対応できる市場となっている。 ま
た、見学者のための展示室や見学コースが設けられ、 都民が親しめる市場となっている。
花き
者数 (令和2年1月1日現在)
卸売業者
2社
【(
)大田花き
(株)フラワーオークションジャパン (FAJ)】
仲卸業者 18店舗 18業者
売買参加者
1,519名
●
せり開始時間
午前7時00分
● 占有率:
東京都中央卸売市場-5市場に占める取扱額の割合 59.4% (令和元年)
全国の中央卸売市場-14市場に占める取扱額の割合42.5% (令和元年)
●過去3か年取引量 金額 (カッコ
内金額)
単位:千本金額100万円
(関市日数)
平成29年(309日) 519.128
平成30年 507.059
(309日) (33.164)
令和元年(305日)
切花/千本
(33,274)
496.930
(33,026)
鉢物/鉢
14,803
(8.581)
13,413
(8,065)
12.336
(7.790)
[切葉/千枚38,776
(1.360)
37,882
(1.331)
36.328
(1,321)
切り枝/千葉
10.460
(3.322)
10,032
(3,519)
9.733
(3.718)
その他/千籍
1.941
(3,224)
1.808
(3.055)
1,701
(2.909)
合計/千本
843.058
(49.760)
808.881
(49.133)
781.657
(48,763)
1日当り/千本
2.728
(161)
2618
(159)
2.563
(160)
合計及び1日あたりの数量は8本、10枚=1本、切1=10本、 その他1=50本で切り花に 数は単位未満を四捨五入してあるので、合計数値と内訳は一致しない。
大田市場の市場別取扱数量の推移
全国14の中央卸売市場の中で、花きの取扱高は日本一となっている。 開場より日本初のせり下げ方式による 「機械せり」を導入しせり時間の短縮を実現する等、先
進的な取り組みを行ってきた。